雲海に浮かぶ奥秩父の主峰・金峰山 県界尾根の樹林帯を過ぎると岩場となる。 イワカガミはいたるところにあり、高山のものをコイワカガミ、低山にありやや大きな花のものをオオイワカガミという。 3〜4ケのクサリ場を過ぎると山頂直下の尾根に取り付き、天望荘へのトラバース道が出てくる。
岩場にしがみつくようにして咲いているハクサンイチゲ 天望荘から見る赤岳山頂への主稜線 天望荘をでてすぐ見つけたオヤマノエンドウ(マメ科)地下に太い根のある多年草で日本の特産種 高山に咲くキバナシャクナゲ、淡い色でもう少したつとクリーム色となる。
急登を過ぎほっと一息。天望荘がはるか下方に。 開花前のイワウメ 一瞬、チングルマと見間違う、イワウメである。高山帯に広い分布を持つ常緑の低木。古い葉も枯れたまま残るため株全体は厚いカーペットのようになる。 快晴の山頂.梅雨の最中とは思えない。
珍しい、イワウメとコケモモ(真ん中のピンクの4〜5枚)の花。真教寺尾根下降点近くで。 南八ケ岳の主峰・権現岳(左)と編笠山(右端)
真教寺尾根の下りは10ケ所以上のクサリ場が連続する。
真教寺尾根の森林限界でキバナノコマノツメとコイワカガミのツーショット。キバナノコマノツメはスミレ科で湿り気の多い草地に生え、タカネスミレとともに代表的な高山性のスミレ。
標高2300m付近の森林限界オオサクラソウがひっそりと咲いていた。低山帯の上部から、ときには高山帯にも顔を出す。日本特産の美しいサクラソウである。 清里のスキー場のリフトが見えると淡い色のレンゲツツジが迎えてくれる。笹が繁茂していて生息があぶなさそうです。